PS2版の桃太郎電鉄をプレイするためには、PCSX2と呼ばれるPS2のシミュレータを導入します。
「配布サイト」にアクセスし、最新バージョンのファイルをダウンロードします。(WindowsPCを対象としています。)
ダウンロードしたインストーラーを起動します。
インスト-ラーを起動したら上の画像にあるウィンドウが立ち上がるので、特に触らずにNextを選択します。
Nextを選択するとインストール場所の選択が出てきますがこれも特に触らずに「Install」を選択します。
インストールが終わったら「C:\Users\(ユーザー名)\Documents\PCSX2\bios」にPS2のbiosを入れる。
PS2のbiosが起動に必要になるため、ここ(PS2BIOSダウンロード)からBIOSファイルをダウンロードしてください。
(または、PS2をお持ちの方は、PS2本体からBIOSデータを抽出します。)
フォルダ内のpcsx2.exeを選択すると上記のような初回起動設定ウインドウが出ます。(ショートカットをデスクトップに作るなどしておくと良いです。)
もし、日本語になっていなければSystem Default(デフォルト)タブから日本語を選択して「次へ(N)>」を選択します。
すると画像のようなプラグイン設定ウインドウが出ます。
上から"GS"はグラフィック関係全般で"PAD"はコントローラーやキーボードのキーアサイン等の設定、"SPU2"はサウンド関係で、"CDVD"はDVDドライブやISOプラグインの設定です。
その他については設定しなくても問題ありません。
"GS"については「設定する」をクリックすると上の画像の詳細設定ウィンドウが開くので一番上のRendererの項目を見るとデフォルトでDirect3D9(Hardware)になっているのが分かると思います。
Direct3D9とDirect3D11でそれぞれHardware、Software、Nullがありますが、これは文字通り描画処理をGPUでHard的に行うかCPUでSoft的に行うかという事です。
GPU性能が低ければsoftwareで、GPU性能が高ければhardwareに設定してください。
PADの設定は"Pad 1"タブを開き、コントローラーを使うにしろキーボードを使うにしろ、割り当てたいボタンをクリックして任意のボタン/キーを押せば左のウインドウにバインドされたキーが表示されます。
"General"タブに戻って一番右下の"Save binding"を押すと現在のキーバインドを保存出来るのでゲームによってアナログスティックを使うキー設定にしたい場合にもワンタッチで切り替える事が出来ます。
初期起動時にこの設定をやっておかないとbios画面での操作も出来ないので最初にやっておきます。
他の項目はデフォルトでOKです。bios選択画面で、先ほど入れたbiosが表示されているのでそれを選択したら先へ進むとPCSX2が立ち上がるのでCDVDの項目から取りあえず"ディスク無し"を選択します。
同時に立ち上がるコンソール表示ウインドウは邪魔なので閉じてしまって構いません。
C:\Users\(ユーザー名)\Documents\PCSX2\bios
するとbios画面が立ち上がります。
メモリーカードの初期化をしないとセーブ出来ないので、ここでしてしまいましょう。
ここまで設定をすれば、あとはゲームのISOを読み込むだけです。
ISOを読み込む場合はPCSX2のメニューから"CDVD"→"ISO選択"→"参照"→目的のファイルを指定します。
PCの物理ドライブからPS2ディスクを読み込む場合はディスクを挿入して"プラグイン"を選択したら"システム"から"CDVD再起動(急速)" or "CDVD再起動(フル)"のどちらかを選択するとゲームが起動します。
「急速」はbiosを経由せずに直接立ち上がるので特に理由がなければこちらを使いましょう。
起動に成功すると以下のようにゲーム画面が表示されます。
例は桃太郎電鉄12の場合です。初回起動時にシステムファイルが作成されます。
設定→エミュレーション設定→スピードハック
快適にプレイするにはPCSX2メニューの「設定」→「エミュレーション設定」で何カ所か設定する必要があります。
6項目ありますが差し当たって設定する必要があるのは右の3つ、「GSウィンドウ」「スピードハック」「ゲーム修正」です。
「GSウィンドウ」はアスペクト比等の画面表示の設定です。ここはアスペクト比が「ウィンドウに合わせて伸縮」にすればいいと思います。
ワイドモニターを使っていて両端に黒い帯が出来ても本来のアスペクト比にしたいという人は「スタンダード(4:3)」を選びましょう。
「スピードハック」は2Dゲームでは不要ですが3Dゲームでは劇的な効果を発揮します。必要であれば「スピードハック有効化」にチェックを入れて「MTVU (Multi-Threaded micro VU1)」にチェックを入れましょう。
これは3コア以上のマルチコアCPUを効果的に機能させる設定です。デフォルトでは2コアまでしか働いていませんので3Dゲームがかなり快適になります。
最初からチェックされている項目はそのままで構いません。
設定→エミュレーション設定→GSウィンドウ
アスペクト比は16:9(ワイド)と4:3を切り替えます。
自分はゲームにもよりますがワイドモニターで両端が切れるのが嫌なので16:9で遊んでいます。
最近のゲームならゲーム自体にワイド表示設定があったりもするので両方の設定を忘れずに。
垂直同期もお好みで。一般的に垂直同期OFFはスピード・テンポ優先で垂直同期ONは忠実な再現優先と思ってください。
PCのスペックが充分足りていてフレームリミットを有効にしている状態ならどちらでも同じだと思います。
「ゲーム起動時フルスクリーン」はフルスクリーンで遊ぶ人はチェックしておきましょう。